施工事例

Recruit Page

改修・改造工事によって状況改善できた事例 CASE1

商業ビルの厨房廃水の除害施設 (大阪府)

ご相談内容

コンクリートの躯体の腐食が進行していて、崩壊を心配している。
・調査時
状況は排水処理の過程で発生する硫化水素によって、水槽コンクリートの腐食が進行し、躯体の強度が低下していることが判明しました。お客様が仰る通り、このまま放置すると躯体が崩壊する恐れがあるため、早急な対策が必要と判断しました。

ご提案内容

腐食部の水槽コンクリートの補修工事と硫化水素の発生を抑えるためバイオパーフェクトの投入をご提案しました。

効果

コンクリートの補修工事と同時にコンクリート表面に防腐処理を行い躯体自体の耐久年数を長くしました。バイオパーフェクトの投入については、1か月に1度を3か月継続し、活性汚泥に定着、促進させ硫化水素の発生を抑制することに成功しました。活性汚泥の安定を確認したため、現在はバイオパーフェクトの投入なしで水質を維持しています。

改修・改造工事によって状況改善できた事例 CASE2

食肉加工工場の排水除害施設 (兵庫県)

ご相談内容

処理水質が下水道の排出基準を頻繁に超過し、市の下水道課から指導を受けている。
・調査時の状況
油分の塊(オイルボール)が多数発生し、微生物の正常な働きを阻害していることがわかりました。また、微生物の過剰反応が原因で発泡し、排水処理施設全体の処理フローに悪影響を与えていることも確認しました。

ご提案内容

2つの問題は相互に関係しているため、油分処理剤の注入設備と消泡剤の注入設備を増設し、処理水質の安定と発泡対策を同時に対処することをご提案しました。

効果

設備を増設後、生物処理工程が正常に機能し、発泡と処理水質の改善を確認しました。微生物の活動は季節や流入水質などに大きく影響を受けるため、注入設備の調整を継続しながら、安定的な処理水質を維持し、市からの指導は解除されました。

改修・改造工事によって状況改善できた事例 CASE3

マンションのビオトープ (大阪府)

ご相談内容

長期間運転を休止していた水景施設の運転を再開したいが、以前の設計会社および保守点検会社の管理に疑問を抱き、当社に問い合わせをいただいた。
・調査時の状況
既設のろ過装置が本来の機能を失い、循環水のろ過がほとんどできていない状態でした。また、制御盤内部の制御回路の不備を発見し、運転制御を見直しが必要だと判断しました。

ご提案内容

既設のろ過装置の改造と制御盤内部の不良個所の電気工事をご提案しました。

効果

既設のろ過装置の改造により、循環水が正常にろ過され透き通った水が水景施設内に流れるようになりました。制御装置で水量の適切な管理を可能にし、急な天候の変化にも順応に対応できるようになりました。年間4回の水路の清掃と機器の定期点検を行い、清潔な水を維持しています。

保守点検を実施することによって状況改善できた事例 CASE1

食肉加工工場の排水除害施設 (滋賀県)

ご相談内容

排水処理施設から処理途中の汚泥が度々溢れている。
・調査時の状況
設計時に予定していなかった種類の排水が処理装置に流入していることがわかりました。そのため、排水処理装置の能力超過となり、処理水質の悪化および液中膜の閉塞を誘発させていました。

定期点検後の改善

排水処理施設に流入させて良いものと流入させてはいけないものをご理解いただいた後、堆積汚泥の全量引き抜きと適切な汚泥投入(シーディング)を行い、初期状態にリセットして運転を再開しました。2週間に1度の定期点検を継続し、排水処理施設の能力の範囲内で運転できているかをチェックするとともに、安定した水質を維持しています。

保守点検を実施することによって状況改善できた事例 CASE2

病院の透析廃水中和装置 (京都府)

ご相談内容

薬品の添加量がとても多く、薬品費が増加した。
・調査時の状況
槽内にゲル状の異物が大量に発生し、ショウジョウバエも繁殖している状態でした。ゲル状の異物がpH電極に付着し、pH計の正常な測定を阻害し、pH値を誤検知していたため、必要以上に薬品を添加していました

定期点検後の改善

毎月1回の定期点検時に、槽内の洗浄することにより、ショウジョウバエの発生を抑制することができました。また、ゲル状の異物の発生も収まり槽内を滞留しなくなったので、pH計が正常な数値を指示することが出来るようになったため、アルカリ薬品、酸薬品ともに適正量を添加することができるようになりました。